最近はずらりと本屋にこの人の作品が並びます。

伊坂幸太郎さん。


どこか非現実的な描写。
だけど突然訪れる読み手の心臓をえぐり取るようなパンチのある一言。

淡々と語る物ぐさの中にもなんだか緊迫感があり、飲み込まれていくんだよねー。


なんだか自分を重ね合わさずにはいられない。

そんな物語の数々。

私のイメージでは

「重力ピエロ」は、孤高の一匹狼の悲しくも優しいミステリー。
「ラッシュライフ」は、様々な人生の在り方、そして見事に空虚な交錯。


だけど、共通して、
この人の書くストーリーにはとってもメッセージがあってアート(芸術)だな、と感じたのです。

時々ジャズピアニストやサックス奏者の名前が出てくるあたりもなんだか嬉しくなってしまいます。

単に小説、ミステリー、ジャンルでは括れないような伊坂さんの作品。
まだまだ読んで行きたいです。

09-01-2209-01-22