思い起こせばそれは2年前。
New Yorkに一人旅してからというものの、
海外はソレ以来でとっても楽しみにしてました。

今回の場所はNew Orleans!
アメリカの中でも特にジャズ・ファンクミュージックのルーツというイメージがある場所です。

ドラムのスネアをロールさせながら演奏する「セカンドライン」というリズムが代表的。

葬儀では故人を送り出すときにブラスバンドがこのリズムを演奏するそうな。
静かなドヨ〜ンとした曲から、最後は「Saints (聖者の行進)」などが演奏されるようです。
明るく天国へ送り出すパレードがあるというから日本とはまるで真逆。


ふむふむ。


実際、音楽でもNew Orleansの魅力を掘り下げて知りたいなぁと思っていたので願ったり叶ったり。


そんな期待を胸に、今回の旅決行と相成ったのでした!



さてさて、なんやかんやしていると出発当日になってしまうものです。


幸いお昼の飛行機(成田15:25発)だったのでゆっくり行けばいいや〜なんて思っていたら・・・




・・・・はっ



二度寝。



急いで空港へ向かわねば!

マジで飛行する5秒前!


今回同行する友人Sを待たせに待たせた挙げ句、搭乗締め切り15分前に到着。
(※よい子のみんなはマネしてはいけません)

ごめんなさい。


まぁ、ひとまず、荷物をCheck in。

友人Sの荷物は無事にCheck inされて流れてゆきました。


お次は私。


荷物を渡し、パスポートとチケットのデータを見せる。


ふぅ。


・・・あれ?


なんか、係の人の顔が曇ってゆく。。



「岸さまの渡航証明が登録されておりませんが・・・」


えぇ!?


特攻少年?


いや、ちがう。


「電子渡航認証システム(ESTA)」


と、いうものでした


すっかり、やった気でいたら。。登録されてない。。


「あちらにインターネットのコーナーがありますので、急いで申請手続きをしてください」


ええぇ!は、、、は、はいっ!


「電子渡航認証システム(ESTA)」という名前だけに、インターネットですぐに申請出来てしまうわけですね。
へぇ〜、便利〜!

これでひと安心


・・・と、思ったら



「お客様の申請を受け付けました。ただいま申請保留中です。」


・・・。


はぃ??保留・・・?


近くの素敵な受付ウーマンに聞いてみると、、

「・・・お客様の情報で渡航が許可されるかどうか、審査をしているということです。
7日以内に結果が出ると思いますが・・・」



えぇぇぇぇぇぇ!!


7日ですか!

旅行終わっちゃう上に日本の日常が始まっちゃってるので申請出ても意味ないんですけど!


そんな申請、なんとか、しんせい!というオヤジギャグも去ることながら

「そこをなんとか、なりませんか。。」


「渡航許可が出ないと飛行機に乗せてはいけないことになっているんです。。
もし乗せてしまうと罰せられてしまいます。。申し訳有りません。」


えぇぇ、、そんな・・・


意気消沈。
成田撃沈。
自己嫌悪に戦意喪失に失望落胆。
上上下下左右左右BA 。えぇい、裏ワザでも何でも出てーーー!


ニューオリンズに...行きたいよう・・・



ぐふっ




・・・・



・・・




返事がない、ただのしかばねのようだ。




それから3年後。



時を経て私は小さなブティックを経営するオーナーになっていた。



「いらっしゃいませ、お客様」


お客様、おきゃく様、おきゃくさま、、、おきゃ、、く、、、さま。。。。。






・・・・はっ


気がつけば受付ウーマン。


はぅ、ここは成田!



「お客様の申請番号が出ました!乗れますよ!急いで下さい!」



えぇぇぇぇx!!


乗れるの?!



どこ行くんだっけ!!



えと、えと、、、ニューオリンズ!



ダッシューーー!!!!!!!!!



間に合った!!!


すごい、、ここまでの所要時間、ざっと15分弱。


そしてこの日記に至るわけです。


 ふぅ、、


ほんとに焦りました。

手前みそではありますが、「一分一秒」というオリジナル曲が見事に脳内リピートされてました。。



飛行機に乗っちゃえばもうこっちのもの。

あぁー、ゆっくりしよ。


成田を出発する時刻まで、あと10分。


15:15 , 41  ピッ
15:15 , 42  ピッ
15:15 , 43  ピッ



24(トゥエンティーフォー)か!



次回につづく。